この記事は公開時点の制度・条件を紹介しています。補助金・助成制度の対象者、金額、受付期間、申請方法などは変更される場合があります。申請や判断の前に、必ず東京都・清瀬市などの公式情報で最新の条件をご確認ください。
電気自動車(EV)の購入を検討するとき、気になるのが「補助金はいくらもらえるのか?」という点ではないでしょうか。
2026年度は、国の「CEV補助金」が拡充され、EVでは車種によって最大130万円の補助を受けられるようになりました。
さらに東京都では、国の補助金とは別に「ZEV車両購入補助金」が用意されています。
そのため、東京都でEVを購入する場合、国と東京都の補助金を合わせることで、車種によっては200万円を超える補助を受けられるケースもあります。
今回は、2026年度のEV補助金について、主要なEVを比較しながら紹介します。
そもそもEVの補助金は2種類ある
EV購入時に利用できる代表的な補助金は、大きく分けると次の2つです。
① 国の「CEV補助金」
国が実施している「クリーンエネルギー自動車導入促進補助金」です。
2026年4月1日以降に登録・届出されたEVが対象となっており、補助額は車種やグレードによって異なります。
普通・小型EVでは最大130万円、軽EVでは最大58万円となっています。
ただし、「EVならすべて130万円」というわけではありません。
② 東京都の「ZEV車両購入補助金」
東京都には、国とは別にEVなどを対象とした「ZEV車両購入補助金」があります。
2026年7月1日以降に初度登録・初度検査されたEVについては、東京都の補助額が最大130万円まで引き上げられています。
ただし、こちらも「すべてのEVが130万円」というわけではありません。
メーカー、車両の給電機能、再生可能エネルギーの導入などによって金額が変わります。
主要EVの補助金を比較
以下は、2026年7月以降に登録する場合を前提にした代表的なEVの比較です。
| メーカー | 車種 | 国のCEV補助金 | 東京都の補助 | 東京都での合計 | 東京都以外※ |
|---|---|---|---|---|---|
| ホンダ | Super-ONE | 130万円 | 90万円 | 220万円 | 130万円 |
| ホンダ | N-ONE e: | 58万円 | 90万円 | 148万円 | 58万円 |
| ホンダ | N-VAN e: | 58万円 | 90万円 | 148万円 | 58万円 |
| 日産 | サクラ | 58万円 | 90万円 | 148万円 | 58万円 |
| 日産 | リーフ | 129万円 | 90万円 | 219万円 | 129万円 |
| 日産 | アリア | 129万円 | 90万円 | 219万円 | 129万円 |
| トヨタ | bZ4X | 130万円 | 90万円 | 220万円 | 130万円 |
| 三菱 | eKクロスEV | 57.4万円 | 80万円 | 137.4万円 | 57.4万円 |
| スズキ | e ビターラ | 127万円 | 55万円 | 182万円 | 127万円 |
| スバル | SOLTERRA | 129万円 | 70万円 | 199万円 | 129万円 |
| テスラ | Model 3 | 127万円 | 70万円 | 197万円 | 127万円 |
| BYD | DOLPHIN | 15万円 | 40万円 | 55万円 | 15万円 |
※「東京都以外」は、全国共通の国CEV補助金だけを比較した場合です。実際には、各都道府県・市区町村によって独自の補助制度が利用できる場合があります。
東京都の補助額は、車種・給電機能・メーカーなどによって異なります。上表は代表的な条件での目安であり、実際の申請時には車両の型式・グレードなどによる確認が必要です。
東京都と東京都以外で、どのくらい違う?
この表を見ると、東京都の補助金が大きいことが分かります。
例えば、Honda Super-ONEの場合、国の補助金130万円に加えて東京都の補助金90万円を利用できるため、合計220万円となります。
Super-ONEのメーカー希望小売価格は339万200円なので、国と東京都の補助金だけを単純に差し引くと、339万200円-220万円=119万200円となります。
もちろん、実際の購入には登録諸費用、オプション、税金などがあるため、この金額だけで購入できるという意味ではありません。
それでも、補助金を含めて考えることで、EVの購入負担が大きく変わることが分かります。
なぜ車種によって補助金がこんなに違うの?
現在のCEV補助金は、単純に「EVだから○万円」という制度ではありません。
車両性能だけではなく、バッテリーや充電インフラ、メーカーによる供給体制など、複数の項目を評価して車種ごとの補助額が決められています。
そのため、車種によって補助額に大きな差が生まれています。
「EVだから補助金が高い」と考えるのではなく、「この車種はいくら補助されるのか?」を確認してから比較する必要があります。
東京都ならさらに補助金が増える場合も
東京都の補助金は、車両本体だけで終わりではありません。
条件を満たせば、V2Hなどの充放電設備、再生可能エネルギー100%電力、太陽光発電設備などによる上乗せがあります。
例えばHonda Super-ONEの場合、東京都の補助金は通常90万円ですが、条件を満たすことでさらに上乗せされる場合があります。
国の130万円と合わせて、最大260万円となるケースもHondaから案内されています。
ただし、これらは誰でも無条件に受け取れるわけではなく、それぞれ対象となる設備や申請条件があります。
東京都以外は補助金がない、というわけではありません
今回の比較では分かりやすくするため、「東京都以外=国のCEV補助金のみ」として比較しました。
しかし実際には、東京都以外でも各自治体が独自のEV補助金を用意している場合があります。
そのため、「東京都なら220万円、他県なら130万円」と単純に決まっているわけではありません。
購入する地域によっては、国のCEV補助金に自治体の補助金を追加できる場合があります。
EVを購入するときは、
- 国の補助金
- 都道府県の補助金
- 市区町村の補助金
の3つを確認することが大切です。
まとめ
2026年度のEV補助金を調べてみると、車種によって補助額が大きく違うことが分かります。
そして東京都では、国のCEV補助金に加えて都独自のZEV補助金を利用できるため、国の補助金だけで購入する場合と比べて負担額が大きく変わる場合があります。
特に、「EVを買うなら、車両価格だけではなく、補助金を引いた後の金額で比較する」ことが重要です。
これからEVを購入しようと考えている方は、気になる車種の価格だけでなく、国のCEV補助金、自分の住んでいる自治体の補助金、給電機能、V2Hや太陽光発電などの追加補助、補助金の申請期限や予算残額まで確認してから検討するとよいでしょう。
※本記事は2026年9月時点の公開情報をもとに作成しています。補助金制度は変更・予算終了となる場合があります。実際の申請時には、国・東京都・各自治体の最新情報をご確認ください。
